BloomsOfDarknessFall

ブルトナから一時退却

-ドズル川アシュヴァルツ方面の貿易都市跡にて-

 

リリファ達は先日の夜襲から退避しこの地にとどまっていた。

「はぁ〜〜〜!昨日はほんま、危なかったな〜〜!まあ、助かってよかったわ!」

はちばには、ほっとするような感じでため息をついた。

「・・・・昨日はありがとうアイン。」

リリファはアインにお礼の言葉を述べた。

「・・・・・!!?おう!騎士として当然のことだ。俺が必ずお前を守ってやる。」

アインは大きく動揺しているようだった。

「おうおう!!!リリファ!!!!ワイの活躍があってやろ!!!?ほとんどワイのおかげみたいなもんやで!!!」

はちばにが間に入ってきた。

「・・・ありがとう、はちばに。」

「はっはっはっは!!!!まあ!!そうやろな!!」

「ああ、そうやリリファ?昨日は何があったんや?急に塞ぎこんで力が使えんように見えたんやけど?」

「・・・・・何かの力に妨害された。」

「昨日は集中力を乱されて力をうまく操れなくなったけど。今は大丈夫。」

「フーム・・・なんやろなぁ?」

「おそらくは、ブルトナの王子の力だ。」

「なんやて?!」

「ブルトナの王家系には代々草木に干渉し実りを与えたり成長を促すといった不思議な力を宿した血筋が受け継がれているんだ。」

「先日、ブルトナ王子のローウィンを見かけた。おそらくはアイツの仕業に違いないだろう。」

「うーんなかなか厄介やな。」

「草木の習性やブルトナの土地を熟知している相当厄介な相手だな。」

「あと、俺もブルトナ王子とは戦いたくない。同盟国の仲間を討つことは騎士として許されることではない。」

「先日はリリファを護る為に仕方ないところではあったが。」

「ああん?あのなぁ・・・・!騎士さまごっこはもうしまいにしろや!」

「・・・・ふん・・・・・・」

「リリファからもなんか言ったれ!このアマちゃんによぉ・・・!!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

リリファは目を伏せた。

「ふーん・・・やれやれ・・・・!」

はちばには、腕を組み不満気にあたりを漂っていた。

「一旦はアシュヴァルツに戻って対策を考えようか」